ドイツ・アウクスブルク:ロマンティック街道へ寄り道、黄金の市庁舎・アウクスブルク
ドイツ旅行5日目。
今日は古城街道にある絶景の街・ハイデルベルクを出て、ノイシュヴァンシュタイン城のあるフュッセンまで鉄道で向かいますが、途中の乗り換え駅であるアウクスブルクで1時間半の待ち時間がありました。アウクスブルクはかの「ロマンティック街道」を代表する一つの街のようですので、この時間を利用しない手はありません。
ということで、1時間半のストップオーバを利用して、駆け足アウクスブルク観光へ。
こざっぱりしたアウグスブルク駅。幸いにもコインロッカーがあったので、そこに荷物を預けて街の中心へ急ぎます。
駅から街の中心へ通じるバーンホーフ通りというフツーの雑多なお店などが連なる通りを通って、ケーニヒ広場へ出ました。
そして更に直進して、市庁舎などがあるマクシミリアン通りに向かいます。ケーニヒ広場からはトラムも走っています。
マクシミリアン通りと交差するモーリッツ広場に到着。おお、今までの若干冴えない町並みから一点して、ロマンティック街道らしい町並みが広がります。このマクシミリアン通りには、ロマンティック街道を走るヨーロッパバスの停留所もあるようです。
しかし街に見入っている時間はないので、さくさくとお目当ての市庁舎に向かいます。細い通りなのに至近距離でトラムが走っています。
これです、街中に突如現れる市庁舎。
周りの建物に紛れて所狭しと建っていますが、これは17世紀に建てられたドイツ・ルネサンスの傑作と言われる市庁舎なのだそうです。
何がすごいかというと、4階にあるこの黄金のホールGoldener Saal。
黄金とフレスコ画で埋め尽くされた天井は圧巻です。
四方八方目を奪われる華美な装飾に、訪れる観光客は首を回転させてはため息をつくことを繰り返していました。
ちなみになぜかホールの奥の間で日本の着物展が開かれていました。
何とも迫力の黄金ホールでした。
ということで、アウグスブルク、本当は大聖堂などにも行ってみたかったのですが時間切れのため駅に戻りました。市庁舎の黄金ホールは素晴らしく、電車の乗り換え時間を利用して駆け足でそこだけ見て帰るだけの価値は十分にあると思います。また、街自体も中心の方はロマンティック街道の片鱗を感じさせる可愛らしい街でした。
さてわずかなアウグスブルクでのストップオーバの後は、いよいよ旅の佳境、シンデレラ城のモデルとなったノイシュヴァンシュタイン城のあるフュッセンに向かいます。