ドイツ・デュッセルドルフ:ヨーロッパ一の日本人街、デュッセルドルフ
ヨーロッパの代表国の一つであり、しかもオランダの隣国でありながら、今まで一度も旅行では訪れたことがなかったドイツ。有名な都市が分散しているため、「この街に行く!」と目的を絞って出発しにくいことと、ドイツ語の障壁が高そうなイメージから、なかなか旅行を決行できずにいました。
しかしこのたび、ドイツ語が堪能な女友達が日本からドイツ旅行に来るということで声をかけてもらい、旅のお供をさせてもらえることになりました。ラッキー!
ということで、今回は完全にその友達の旅行計画に便乗し、デュッセルドルフから入ってデュッセルドルフ→ボン→ハイデルベルク→フュッセン→ミュンヘンと南下するドイツ縦断旅行に行って参ります。
まずは、オランダから電車でドイツ北西にあるデュッセルドルフに向かいます。オランダ・ドイツ間をつなぐインターナショナルトレインに乗って2時間程度。
ドイツ有数の工業都市の一つ、デュッセルドルフに到着しました。「Hauptbahnhof」というのは中央駅という意味。ドイツの都市は街の中心と駅が少し離れていることが多く、都市のメイン駅はHauptbahnhofと呼ばれるようです。
駅の前にはトラムが走り、四角いビルが建つ雑多で近代的な光景が広がります。
そしてここデュッセルドルフは、日本企業の多くがヨーロッパの拠点とする工業都市であり、ヨーロッパで最も日本人人口が多いとされる街でもあります。そのため、初めてヨーロッパ旅行に行く人などに「導入都市」として勧められる街だったりするのだとか。
そしてそれも納得、例えば、駅から歩いてすぐの所に、おなじみのホテルニッコーが陣取っていたり。
ホテルのフロントには日本人スタッフが大量にいて日本語対応してくれます。そしてホテルの部屋もザ、日本のホテル。朝食もご飯とみそ汁が割り箸で食べられました。もし初めての海外旅行で不安がある人の初日とかには確かにいいかもしれません。
しかし案外このホテルの利用客にはヨーロピアンのビジネスマンも多かった印象。日本企業との打ち合わせに来た人たちがついでに日本のホテル泊まろう、というノリなのでしょうかね。
そしてこのホテルニッコーがあるインマーマン通りは別名日本通りでもあるようで、日本関連のお店が連なっています。お寿司屋さんとか。
メイドマークのお茶屋さん。ここでテイクアウトした抹茶ラテ、久々に日本の味で美味しかったです。
そして日本食材のスーパーも。おおこれはなんと松竹!実は私がオランダからお米や調味料などをオンライン購入(輸入)している先のスーパーです。実物が見れて感激。オランダのスーパーでもキッコーマンの醤油が売っていたりしてそれなりに食材は手に入るのですが、やはりお米は日本産がいいんですよねえ。あとめんつゆ。
そしてインマーマン通りから少しOst通りに入ったところにあるラーメン屋さん「なにわ」で久々のラーメン体験。日本から来たばかりの友達にはつきあわせて悪いですが、どーしても食べたい。
感動の味噌ラーメン。評判なだけあって、久々に美味しかったです。ロンドンではラーメン屋さんも普通に幾つも美味しいところがあってよく食べていたのですが、さすがにオランダでは難しいです。ヨーロッパにくるとなぜ日本にいるときよりもラーメンが食べたくなるのか。
すっかり久々に日本関連のお店を満喫してしまいましたが、わざわざ日本から来た友人にそろそろ悪いしせっかくの初ドイツですから、旧市街の方に向かうことにします。しかし工事中の道路が多いです。
街の中心にはデパートなどのショッピング街が広がります。道の真ん中にピアノがあり通行人が自由に弾いています。これはヨーロッパではよく見かけるスタイルです。
とてもモダンな市立劇場。
そして旧市街に近づいてきました。ドイツはいまビールのお祭りの時期だからでしょうか、ここでもお祭りをしているようです。
市庁舎前のマルクト広場。ドイツらしくなってきました。
各窓に赤い花が添えられた装飾が可愛らしい市庁舎。ドイツの建物には歴史情緒の中にもどこか可愛らしさが感じられるのは、こうした飾りの工夫によるものでしょうか。
そして市庁舎の先には、ライン川を見渡す歩道が広がります。
時計台の背後で沈み行く夕日を映し出すライン川の眺め。綺麗です。
そして川沿いにはそんなライン川を眺めながら一杯やれるビヤガーデンが並んでいます。
ということでドイツ最初の夜をビールとイモ&ソーセージで乾杯!
これはミュンヘンの生ビールのお店でした。ドイツのビール、冷たいし最小のジョッキでも量が多いです・・・!
ちなみに久々の友人との再会と初ドイツの夜にはしゃいで、街中のビヤガーデンに2件目のはしご。今度は黒い地ビールを頼みました。
しかし元々ビール慣れしておらず若干胃が弱り気味だった私。このドイツ最初の夜で完全に胃がやられてしまい、以後のドイツ旅行ではずっとズッペン(ドイツ語でスープのこと)をすする生活が待っているとはまだこのときはわかりませんでした。。
次は、由緒ある大学町、ボンに向かいます。