ビーチリゾートとヨーロッパの旅行記

2013年から2015年にかけてビーチリゾートとヨーロッパを旅行しまくった海好き女の旅行記です。帰国後は主に日本の美ビーチを巡っています。

南イタリア①:イタリアの松島、カプリ島

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バカンスシーズンも少し終わりに近づいた8月後半のヨーロッパ。8月前半には王道の南仏バカンスを楽しみましたが、更に欲張って後半は、南イタリア周遊旅行も決行することにしました。

旅程はカプリ島2泊、ポジターノ2泊、ナポリ1泊の計5泊6日。おなじみオランダのアイントフォーヘン空港から南イタリアの拠点ナポリに飛び、ナポリから船ででカプリ島アマルフィ海岸と巡ることにしました。

 

まずはカプリ島です。ナポリ港から水中翼船で40分程度で、カプリ島の玄関港、マリーナ・グランデに到着。

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カプリ島と言えば、セレブが集う憧れの高級リゾート島ですが・・・なんかこの島の形が崖っぽいところと港の感じが、東北の松島を彷彿させるような!?

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海の綺麗な松島。。

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いや、しかし松島のことは忘れて、ホテルに向かいます。我々が泊まったホテルは、港前の階段を上ってすぐのところにある4つ星ホテルのルレ・マレスカ。また立地で選んでしまいました。

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かなり値が張る宿だったので期待していたのですが・・・狭っ!!!

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部屋がほぼベッドで占められています。小型のスーツケースを広げるスペースもありません。

 

このホテルで唯一良かったのは屋上の朝食会場くらいでしょうか。

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マリーナ・グランデ前の海が見渡せ、リクライニングチェアなどもありました。ちなみにカプリの朝食はスイーツがたっぷりでした。

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しかし、この値段に対して恐ろしく部屋が狭いホテルにおかんむりの私だったのですが、調べてみると、我々のホテルから歩いてちょっとのところにあったこの海を見下ろすカプリ島一の高級ブティックホテル・JKプレイスカプリは、30平米のお部屋がなんと一泊10万円もすることが発覚。

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30平米一泊10万円はクレイジーです。何倍の広さがあるモルディブの超高級リゾートホテルに泊まれるような値段です。どうやらこのカプリ島、とても坪単価の高い島のようです。

 

さて、気を取り直してそんな坪単価の高い島の価値を味わいましょう。

まずはホテル&港周辺の海。海の色は深みのあるエメラルドグリーンでとても綺麗です。

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ホテルのある崖の真下に広がる透明度の高い海。

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ビーチは岩質で広くないですが、海水浴場としても人気のようです。

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続いて、港前から出ているケーブルカーに乗って山を登り、島を囲む海を見渡しながら島の中心・カプリ地区に向かいます。

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ケーブルカーを降りると、カプリの中心のウンベルト1世広場にそびえ立つ時計台が現れます。

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このカプリ地区には沢山のお洒落なお店が並んでいて観光客であふれています。

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流行のブランド店とカフェで賑わう広場。

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フェラガモの前の手作りコーンのジェラート屋さんには行列ができていました。

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カプリ名物の名門老舗ホテル、クィシサーナ。ヘミングウェイサルトルも泊まったホテルだそうです。

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更に下って島の裏側の方に進むと、サン・ジャコモ修道院周辺の緑あふれる静かなエリアにやってきます。

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道ばたにあるレモンで装飾された売店。ここのレモンのグラニータ(ジュースに近いかき氷みたいな飲み物)が、自然のレモンの味が利いていて絶品でした。

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カプリレモン、大きいです。

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こちらは有名な香水店、カルトゥーシア。カプリが発祥の地だったんですね。もともとはサン・ジャコモ修道院の僧達が作っていたそうです。

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整備された庭園のあるアウグスト公園にやってきました。

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アウグスト公園にある展望台は、カプリ島一の絶景スポットです。

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展望台から下を見下ろすと、怖いくらいの急激な崖にある海につながる道が見えます。

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カプリの海の色は濃く鮮やかで本当に綺麗です。これがカプリブルーという色なのですね。

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そしてカプリ島自体も、素朴な自然が残る美しい島です。島のはずれの静かな別荘で一週間くらい暮らすとしたら魅力的な島だろうと思います(そういう過ごし方をするセレブが多いようですね)。

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ただし、街の中心のカプリ地区は観光客が多くツアリスティックで、かつ食事も観光地料金でとても高いですがそんなに特別美味しいわけではないです。道沿いのオープンレストランでパスタを食べましたが、高くていまいちでした。

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ところで、カプリ島といえば青の洞窟、ですが、実はその写真はありません。青の洞窟に入る直前にカメラを海に落っことしてしまったためです。。。ですので上記の写真は全て、カメラをなくした後にスマホのカメラで撮ったものです。

何でカメラを海に落っことしてしまったかというと、我々は青の洞窟に行く際、小型フェリーでの島一周とセットになった半日ツアーを利用したのですが、それが全ての間違いでした。島一周の途中で小型フェリーから青の洞窟に行くためのボートへの乗り継ぎの際に2時間近くも待たされますし、その間停止中の小型フェリーの横揺れが激しく船酔いする人はげーげーするし(←私の相方)、そんな人のためにカメラ入れ用の腕掛け袋をきたろうぶくろにするはめになってカメラを素手で持っていたらボートへの受け渡しの際に落としてしまって肝心の青の洞窟を写真に撮れないしで、もう最悪です。(ちなみに船酔いにやられた私の相方は青の洞窟を目の前にして陸揚げされてしまって青の洞窟の中に入れず、より気の毒だったのですが。。)

ということで、青の洞窟はなかなか感動的でしたが、写真はありません。そしてそれに付随してそれ以前に撮っていたナポリからカプリへの移動写真や、カプリ島一周の絶景写真や、アナカプリ地区の写真など全てありません(ちなみにアナカプリ地区は静かでお洒落な街と聞いていましたが簡素すぎていまいちでした)。それらのネガは、私がこれまで旅をともにしてきた愛するカメラとともにカプリ島の海の底に眠っています。。(ウォータープルーフのカメラなので、カメラはまだ生きているはずなので、遠い未来に遺跡として発掘されて歴史資料になってくれることを祈ります。)

 

ということで、最後に、青の洞窟は島一周ツアーとセットではなく別途陸路から行くことを強くお勧めし、カプリ島旅行記を閉じたいと思います。

さよならカプリ島、坪単価と物価のやたら高い島。そしてさよなら私の愛用カメラ。

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しかし、この島、やはり松島に見えてしまいます。。

 

さて、次は、カプリ島を後にした船で、対岸のアマルフィ海岸に向かいます。