ビーチリゾートとヨーロッパの旅行記

2013年から2015年にかけてビーチリゾートとヨーロッパを旅行しまくった海好き女の旅行記です。帰国後は主に日本の美ビーチを巡っています。

スペイン・アンダルシア②:アフハンブラを見上げる白い迷路街、グラナダ・アルバイシン

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グラナダ2日目。

今日の午前中は、昨夜のグラナダ駅で商売上手の案内所のお姉さんに勧められた、ガイドさん付きのグラナダ周遊ツアーに参加します。

 

朝起きると、ホテルの部屋のバルコニーからグラナダの街並みが一望できました。

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赤茶の屋根に白い壁で統一された家々が密集する、壮観な街並みです。

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このホテルアルハンブラ・パラセは、アルハンブラ宮殿の丘の入り口に建っているため、市街側からはこうしてグラナダの街が一望できるのです。ちょっとだけ奮発して「シティ・ビュー」側の部屋を取ってよかったです。

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ホテルを出てすぐにある、グラナダ市街へと続く木々に囲まれた小道を下って、街の中心に向かいます。木々が紅葉し始め落ち葉が道を埋めていて、秋の風情が感じられます。

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この道はアルハンブラ宮殿への市街からの入り口、グラナダスの門に通じる道でした。

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門を出るとゴメルス坂というスペインらしい家々が並ぶ通りにでます。

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ゴメルス坂を下るとヌエバ広場が広がります。

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街周遊ツアーの集合場所は、ヌエバ広場を少し北に進んだところにあるサンタ・アナ教会という3本の細長い木に囲まれた教会

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の路地裏にある「Play Granada」という看板のオフィス。

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オフィスの中は、テレビやソファが広がるモダンな空間。ここで他のツアー参加者達と集合し、ガイド一人に6名程度のグループに分かれてツアーが開始されます。

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ちなみに、このツアーのグループで一緒になったご夫婦の奥様は日本人で、しかも何と我々が住んでいるオランダ・ナイメーヘンの隣町に住んでいるご夫婦であることが発覚し、以後オランダ帰国後も長く続くおつきあいが始まりました。オランダのアムステルダムでもない辺鄙な地域からの旅行者同氏がスペインのグラナダで出会うなんて、ご縁を感じます。

 

さて、ツアーのメインは、グラナダ最古の町並みが残るというアルバイシンと呼ばれる地区の散策です。まずは皆でアルバイシン地区を走るアルハンブラバスに乗って、車で行けるアルバイシンの広場まで向かいました。

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そしてガイドさんに導かれながら、白い民家をかき分けてアルバイシンを散策します。アルバイシンは敵の侵入を防ぐ城郭都市として造られたため道が迷路のように入り組んでおり迷子になりやすいらしいので、たとえ徒歩の散策だとしてもガイドさん付のツアーだと安心です。

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バールや露点で賑わう広場に出ました。

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新鮮そうな野菜の市も出ています。

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この地区のお店は、アラビア風の建物に入っているお店が多々あります。昔からの建物を利用しているのでしょうか、レプリカなのでしょうか(ガイドさんは英語で何か説明していた気がしますが聞き取れず。。)

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小綺麗な住宅街を進んで行くと

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サン・ニコラス展望台に出ました。

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サン・ニコラス展望台からは、アルハンブラ宮殿の全貌を一望することができます。

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展望台では 手芸の小物が売られていたり絵描きの人がいたりとのんびりしたにぎわいがありました。

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展望台の前に建つサン・ニコラス教会。

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中は改装中でした。

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さて、アルバイシン散策を続けます。

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白い民家に囲まれた道をくねくねと進みます。

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この辺りではレストランも民家の町並みにとけ込んでいます。

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そしてザ・グローバル商品のコカコーラの看板までアルハンブラ規格に変えられています。ローカライゼーション、いいですね。

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Carmen de San Rafaelなるアラビア風の門の建物が。市民文化会館のような施設のようです。

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民家の壁の隅に可愛らしい凝った象?のラクガキが。

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白くて風情のある町並みが続きます。

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また、街の至る所からアルハンブラ宮殿を臨むことができます。

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これはヒッピーの家だそうです。グラナダには未だにヒッピーが沢山いてアルバイシンにも住んでいるのだそうです。

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再び展望スポットにやってきました。

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アルハンブラの山を一望しながら、アルバイシンを下って行きます。

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どんどん下って風情のあるアルバイシン地区を抜けると、今度はパンク風?の落書きがされたフラメンコショーのお店などが現れ始めました。

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これはスイカのお化け?千と千尋カオナシっぽくもあります。

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小さな男性像。闘牛士かな。確か勇ましいエピソードを聞いたような。

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アルハンブラ宮殿の麓まで下って行きます。

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ツアーの最後の立寄りスポットは、この整備された美しい憩い空間。確か、元は貴族かなにかの私有地で、後に公共施設になったという場所だったと思います。名前わからず。ツアーの欠点は自分で調べないから記憶が定着しないところですね。。

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綺麗に紅葉しかけている木々。

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整備された木の道。

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その先にあるのは、元はお屋敷だったという施設。何だったけな。。

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ともかく、ツアーの最後にホーッとする憩い空間でした。

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そして、アルハンブラ宮殿の麓の道を通って、元きたツアーのオフィスがある中心部に戻ります。

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この麓道は、絵画の露店やカフェが建ち並ぶ落ち着いた素敵な道でした。時間があればここでお茶でもして行きたかったです。

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帰り道にセグウェイ隊に遭遇。このセグウェイに乗ってグラナダの街を観光するツアーもあるようですが、これではアルバイシンの迷路道を進めないし、徒歩ツアーにして良かったと思いました。

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アルハンブラ宮殿の麓の道沿いには、我々が出発した教会のちょうど手前まで川が流れており、その川沿いを歩きながらの帰り道も風情がありました。

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ツアーのオフィスがある教会前に到着。何やら結婚式中のようです。

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ということで、グラナダ駅の案内所で強引に誘われて参加することになったグラナダ街歩きツアーでしたが、アルハンブラ宮殿を見渡す白い迷路道のアルバイシンは独特の雰囲気があって格別ですし、またアルハンブラ宮殿の麓近辺の紅葉した木々に囲まれたグラナダの秋の風景も美しく、とても良いツアーでした。このツアーではオランダのご近所さんとも運命的に知り合うことができましたし、参加して良かったです。商売上手な案内所のお姉さん、面白く詳しく説明しながら案内してくれたツアーのお兄さんにも脱帽でした。スペインの特にグラナダ辺りだと若者は何かと苦労が多いのではないかと思うのですが、たくましくグラナダの観光を盛り上げて働いている若者の姿を見れたのもパワーをもらえました。

グラナダはどうしてもアルハンブラ宮殿観光がメインになりがちな街だと思いますが、グラナダの街自体も素晴らしいので、迷わないようにツアーに参加するなどしてぜひ街歩きをしてみることをお勧めします。

 

さて、午後からは、昼のアルハンブラ宮殿を見学すべく急いでチケット売り場に並びに行きます。