オランダ・ハーグ:国際法のメッカ、ビーチリゾートもある政治都市デン・ハーグ
今日はオランダの政治の中心、国際的にも「ハーグ条約」で有名なオランダ第三の都市デン・ハーグに行ってみます。
ハーグにはアムステルダムからは電車で1時間弱、ロッテルダムからは30分弱で到着します。
近代的で新しい雰囲気のデン・ハーグ駅。
駅を出るとすぐに街中を走るトラムの停車場があるので、それに乗ってまずは街の中心、ビネンホフに向かいます。
国会議事堂のあるビネンホフにやってきました。
ビネンホフは、噴水が出る池に囲まれた美しい場所にあります。
周りはオランダらしい建物に囲まれたのどかな環境で、池の前は広い歩道とベンチの憩い空間になっています。
でもビネンホフの背後には近代的なビル群も見えます。古き良きオランダらしい整備された街並と国際的なビル街が併存する街、ハーグを感じられる場所です。
ビネンホフの横には、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」が展示されていることで有名なマウリッツ美術館があります。
これです。日本でも流行っていましたね。
フェルメールの他にも、レンブラントやルーベンスなどの名作が多数展示されていて、
でも大きすぎず美術館自体がとても素敵な邸宅なので、大変おすすめの美術館です。
マウリッツ美術館鑑賞を終えて王家の紋章をくぐると、ビネンホフのメイン広場にやってきます。
国会開会式が行われるという騎士の館を中心とする大きな広場です。
ビネンホフを抜けるとレストランやショッピング街が広がる広場にでます。
ガッレリアのようななかなか壮観なアーケード街もあります。
そして、ハーグに来たからには訪れなければなりません。広場前から路面電車に乗って、国際司法裁判所のある平和宮へ。
国際司法裁判所は完全予約制だったため、残念ながら中を見学することはできず、お土産ショップでパンフレットや平和クッキー?を入手できたのみ。でもお土産ショップから除いた庭園はとても綺麗でした。
平和宮の門の前の各国語によるメッセージモニュメント「世界人類が平和でありますように」。なんとこんなところにも。
そして平和宮で敬虔な気分に浸った後は、なんとこのハーグにオランダ一のビーチリゾートがあるというので、ビーチラバーとしては見過ごすわけにはいけません。ということで平和宮前の路面電車で約20分、やってきましたスヘーフェニンゲンScheveningen。
初めて見る、北海のビーチです!まさか北海デビューする日が来ようとは。。そして案外綺麗。
非常に長く幅も広い広大なビーチです。
海中展望台のようなものもあるようです。
ビーチの歩道沿いにはホテルやレストランが広がり、かなりリゾート風にしゃれ込んで作られていました。デイベッドでくつろぐ人たちまで。。ここは本当に、ビーチリゾート、なんですね。夏でも泳げないそうですが。。
しかし案外リゾート気分に浸れたひとときでした。ハーグに来て政治・司法見学に精を出した後は、ぜひこのビーチリゾート・スヘーフェニンゲンに訪れてリラックスすることをお勧めします。
さて、ハーグは政治からビーチまで見所満載な街ですが、その割にはロッテルダム同様に地価が安いのか、ホテルの料金もアムステルダムのように高くないので、ハーグではちょっといいホテルに泊まったりして贅沢することも可能です。例えばハーグを代表する5つ星ホテル、ホテル・デス・インデス。
スタンダードのシングルルームを予約したらやたら広いデラックスルームにアップグレードしてもらえました。調度品なども高級感があり優雅な気分に浸れます。
ちなみにこのホテルの近くにはエッシャー美術館が。時間がなくて行けませんでしたがこれもハーグ名物の美術館です。マウリッツよりちょっと早く閉まってしまうので注意。
ということで、国際都市デン・ハーグは、古くからのオランダらしい街並みが残り伝統的な建物も多い一方で、洗練された国際的な雰囲気もあり(しかも「司法」中心なので落ち着いている)、更にほんのちょっと足を伸ばせば北海ビーチリゾートで遊ぶこともできるという充実した都市でした。オランダに来たら、アムステルダムの次に、まず見るべき都市だと思います。