ギリシャ・サントリーニ島④:黒い砂浜、カマリビーチ
サントリーニ島最終日。
今日はイアの洞窟ホテルをチェックアウトして、夕方のアテネへの飛行機の時間まで、空港近くのビーチでくつろいで待つことにします。
2日間存分にくつろいだこのベランダの光景ともお別れです。
ビーチは島の東側にあるので、西側のこの断崖の風景を拝めるのも最後です。さらば、絶景。
さて、サントリーニ島は火山島で島の西側は断崖ですが、東側にはビーチが点在しています。このうち空港近くにあるカマリ・ビーチやペリッサ・ビーチはサントリーニ島のビーチの特徴である黒い砂浜のビーチで有名です。ペリッサ・ビーチの方が静かで「黒いビーチ」の代表のような位置づけのようですが、カマリ・ビーチの方が空港に近く島の中心のフィラからのバスの本数も多いので、我々はカマリ・ビーチに行くことにしました。
一度バスでイアからフィラに行き、フィラから出ているバスでカマリ・ビーチへ向かいます。島の東側への道のりは西側の断崖の光景とはうってかわってサバンナのようです。
ちなみに、バスの乗車中に乗客の女性が熱射病で倒れて病院に運ばれるというトラブルがありました。その際のバスの乗組員と地元警察と病院の連携が非常にスムーズで関心しました。さすが世界屈指の観光地、トラブル対策も抜かりないです。それにしても病院に運ばれた高齢の女性は最後までビーチに行きたがり病院に行くのを渋っていて、乗組員や周りの乗客に説得されてしぶしぶバスを後にしていました。。確かにせっかくのバカンスでビーチのはずが病院になったら嫌ですよね。
さてフィラの街から30分ほどで、カマリビーチにやってきました。とってもにぎやかです。
黒い砂浜で海の色もそれを反映して深く、岩山に囲まれた独特のムードがあるビーチです。
ビーチに置かれているパラソル付きチェアについては、使用料を払うか、各チェアを所有する海沿いのカフェに飲食物を注文することで使用することができます。いずれもそんなに高価でないのに立派なパラソルが使用できてお得です。
我々も使用料を払ってチェアを占拠し、海沿いに並ぶケバブのお店で、この辺の名物らしいケバブ&フライドポテト入りクレープを食べたりカフェのフレッシュジュースを注文したりしてゴロゴロしました。このクレープ、美味でした。
そしてもちろん泳ぎました。6月ですが暑いギリシャ、全く問題なく泳ぐことができる水温でした。そしてこの黒い海、実はとても透明度が高く案外シュノーケルに向いているらしく、ダイビング講習を受けている人たちまでいました。
いざ潜水。
ビーチ際の海の中はこんな感じ。地面が砂ではなく石なんですね。一応魚もいます。
かなりぱっとしない海中ではありますが、ヨーロッパの海で、地面がくっきり見えて一応お魚までいる(そして長く浸かっていても冷えない程度の水温)というのは、シュノーケルスポットとしては相当いい方だと思います。
水中から出ると黒いビーチと岩山が見えて、なかなかエキゾチックです。ちなみにこの黒いビーチは、日の光が反射しないので眩しくないし熱くもなくて、日焼けもあまり気にせず過ごせる点も良かったです。
ということでサントリーニ島最終日は、カマリ・ビーチで夕刻までのんびり過ごしました。サントリーニ島は火山島なので、ビーチは少ないしあったとしてもカマリ・ビーチのような黒い独特なビーチなので、白い砂浜とエメラルドグリーンの海、的なビーチリゾートを求めるならば、同じギリシャの島でもミコノス島などのビーチが有名な島の方がよいと思います。ただ、サントリーニ島の黒い独特なビーチも、案外快適で悪くなかったですが。
さて、カマリ・ビーチからタクシーで10分ほどのサントリーニ島の空港から、次の目的地、アテネに向かいます。