日光②:幻の中禅寺湖とホテル四季彩でのお籠もり&奥日光滝ツアー
さて、どしゃぶりの東照宮見物のあとは、中禅寺湖のお宿・ホテル四季彩さんの送迎バスに乗って中禅寺湖畔に向かいます。もともと中禅寺湖の紅葉を見に来た旅♪
しかし。。。
このどしゃぶりで窓から何も見えないばかりか、なんと中禅寺湖周辺は霧が大量発生していて紅葉どころか目の前にあるはずの中禅寺湖自体が認識できないというまさかの事態。がーーん
中禅寺湖畔を走りながらもバスの窓から一度も中禅寺湖を見ることができないまま、本日一泊するお宿、ホテル四季彩さんに到着。
ぼちぼち木々は紅葉している様子です。ホテル四季彩さんは、金谷ホテルとかとは違っって中禅寺湖に面したお宿でないので少し迷いましたが、今となってはむしろ見えない中禅寺湖に面しているよりは色とりどりの木々に囲まれた山奥のこのお宿にして良かったです。。
ホテルのロビーもこの通り木々に囲まれていて素敵です。
至る所からこうして窓の外の木々を眺めてくつろげるように工夫された館内です。
中禅寺湖の紅葉画が映し出されているテレビが置かれています。そう、この紅葉湖畔を見に来たんですよー・・・。
代わりにテレビの画像をガン見。明日は少しでも中禅寺湖が見えるといいなあ・・・。
お部屋に通されました。広くはないけどとても清潔で気持ちいいお部屋です。
この広縁部分にある掘りごたつからベランダの外の木々が眺められるのが最高です。特に寒い冬にはいいだろうなあ。
お部屋のベランダからの長め。静かで癒やされます。紅葉はまだし始めって感じですね。中禅寺湖付近よりも更に標高の高い奥日光の湯滝あたりは今が紅葉盛らしく日光からはそちらに向かう観光客の方が多かった模様。でもここもその分静かでいいです。
このホテル四季彩さんは、こじんまりとして静かで至るところから木々に囲まれた風景が見れて、お籠もりにピッタリの高級感のある宿でした。どしゃぶり霧だらけの中禅寺湖だったから、宿だけでもいいお宿にしておいて本当に良かった。
階段からも外の木々。
通りがかった喫煙室からも外の紅葉が見られるようでした。あといたるところに紅葉や中禅寺湖の写真や絵画も飾られていました。
そして最高に良質な温泉でゆっくり旅の疲れを癒やしたら(露天風呂から見れる森の紅葉も最高!)、やっぱり木々に向かって開かれた開放的なレストランで夕食。ちなみにあまり温泉好きでない私ですが、このお宿の温泉はお湯の質がとてもマイルドで最高でした。
ライトアップされた木々を見ながらの懐石コース。まずは前菜のお重から。ちなみに料理長はまだ36歳なんだとか。若い!新進気鋭ですね。
新鮮なお刺身と、地酒。
メインの石焼牛♡
日光名物のゆば!ごまダレで食べるのが最高。
うどん入りの茶碗蒸し。美味しい。
シメのお食事は栗ご飯と赤だし。こういうちゃんとした和食屋さんではお漬物が美味しいのがいいですよねえ。
デザートはさっぱり梨のコンポートと最後までこってりクリームブリュレお芋チップス載せ。さすが料理長が若いだけあってお料理内容も若者にも好かれそうというか、すべてがメインと言ってもおかしくないガッツリしたコースでした。お年寄りにはもう少しお野菜中心でもいいかも。
さて、飲んで食べて即寝した翌朝。朝からベランダで木々を眺めます。今日もどん曇りですが中禅寺湖には霧も出ているのでしょうか・・・。
昨日の夕食会場と同じ場所での朝食ですが、外の木々が眺められます。
朝から豪華。わずか1泊でものすごく太った気がします。ホテル四季彩さん、とてもいいお宿でした。また来たいです。
このお宿が何より良かったのが、臨機応変な紅葉ツアーを送迎バスで行ってくれたこと。通常ならこの時期、半月山に行って中禅寺湖の紅葉を見下ろして日光に帰るツアーなのだそうですが、今回は今日も中禅寺湖が霧だらけで半月山に行っても何も見えないということで、急遽特別に紅葉真っ盛りの奥日光に行ってくれることになったのです!
ちなみにこれが、バスの車窓からかろうじて見れた中禅寺湖。うーむ周辺の山の美しそうなまだら紅葉の様子がかすかに伺えるだけに霧で見えないのが本当に残念・・・。
山をどんどん登って、道が紅葉してきました。ちなみにこのバスに乗車していたメンバーの中におしゃべりな大阪のおばさまグループがいて、土地の説明をしてくれる運転手さんにいちいちツッコミを入れての掛け合いが絶妙でとてもおもしろかったです。大阪のおばちゃんてすごいですね。
送迎バスツアーが最初に寄ってくれたのが湯ノ湖の麓の湯滝。
お土産屋さんの先の、湯滝観測台に向かいます。
これがその湯滝。うっわーすごい迫力。
滝沿いの湯の湖に通じる道を登ってみると、横からの湯滝もすごい迫力。水しぶきが飛んできます。そして、真っ赤な紅葉とのコントラスが本当にきれい。
この景色を眺めながら湯ノ湖まで登ってみたかったけど、立ち寄り時間が短いので断念。
今度は下りて湯滝を眺める。
湯滝の下流のみずも緑色に輝いていてとても澄んだ川の水でした。
続いて荒涼とした戦場ヶ原を通って、竜頭の滝に向かいます。
途中でバスからちら見できた中禅寺湖の姿。これが今回の旅行でのベスト中禅寺湖ショットかも。。
竜頭の滝到着。うわーこのあたりは本当に紅葉見頃を迎えている感じです。人も多い。
これが竜頭の滝。うわーすっごい。湯滝に負けず劣らずすごい迫力です。
竜頭の滝に沿った道を登ってみますが、やはりすごい迫力。
紅葉も満開ですしね。本当にすごい。こんな光景が見れるなんてホテル四季彩さんのツアーに大感謝です。
下流から見る穏やかな流れも素敵でした。竜頭の滝にはごついカメラを持ってベストショットを撮ろうとパシャパシャやってる人たちがたくさんいました。確かに、私もビーチブロガーだけでなく紅葉ブロガーも始めようかなと思うほどの絶景ばかりでした。
さて、奥日光の二大滝巡りが終わって、中禅寺湖畔に戻ってきました。おおっ、霧が少し抜けて中禅寺湖が微かに見える!
どん曇りですがそれでも見られて嬉しー。いっぱい撮っちゃう。
うっすらと、周辺の山々が紅葉しているのがわかります。晴れた日に見れたらなあ。
湖畔に面して立つ金谷ホテルと、アヒルボート乗り場。ちょっと騒がしそうだけど、今度は金谷ホテルにも泊まってみたいです、晴れてる日に。。
そして、送迎バスツアーで最後に立ち寄ったのは、華厳の滝展望台。でも、このもや・・・。
清々しいほどに全く何も見えません・・・確かにものすごい滝の音が目の前から聞こえるのですが。でも、むしろ瞑想をして遠くの何かを心の目で見ろ、って言われているようなある意味神秘的な体験でした。
ちなみに、この華厳の滝展望台にはお土産屋さんや食べ物屋さんが色々とあり、地元名物のすいとん汁とか鮎の塩焼きとか、美味しそうなものがたくさんでした。ここでホテル四季彩から直接日光に帰る人の送迎バスと待ち合わせ。
車で来て、こういうところで気ままに食事したりして過ごすのも最高だと思いました。道路は混みますが・・・。
さて、その日光までの帰りの道ですが、明智平の絶景紅葉を見渡すいろは坂という坂を通って帰りましたが、この通り霧だらけで何も見えず。紅葉の時期には4時間の渋滞といういろは坂ですが、この天気のお陰でガラ空きでスイスイ進みました。いい話ってないですね・・・。
JR日光駅到着。
というわけで、目当ての中禅寺湖の紅葉は霧だらけで何も見えない結果となってしまいましたが、ホテル四季彩さんのおかげで、図らずも紅葉見頃の奥日光の滝巡りができて思いがけない壮大な滝々を見ることができたので、結果的に満足な旅行となりました。
次来るときは、晴れた日に、中禅寺湖湖畔のホテルに泊まって、更に湯ノ湖にも行ってみたいなあと思いました。