ドイツ・ボン:ベートーベンの故郷、大学街ボン
ドイツ旅行2日目。
今日は大学町ボンに向かいます。
「DB」マークが目印の赤いドイツ国鉄に乗って、デュッセルドルフからボンへ南下します。ちなみにドイツ国鉄は、事前にインターネットで予約しておくととても割安です。
デュッセルドルフからボンに向けて南下する途中に、大聖堂で有名なケルンを通るので、ケルン大聖堂を写真に収めようとケルン駅付近でシャッターをたいて友人と二人で車窓にへばりついていたのですが、反対側の車窓にへばりついていたらしく、あっけなくケルン大聖堂を見ることなく素通りしてしまいました。
ともあれボン駅に到着。
ボンの街は小さいので、ボン駅からポスト通りを歩いてすぐに街中に出ます。
ベートーベンを輩出した街なので、ふとしたところにベートーベンの像が。
近代的だったデュッセルドルフの町並みとは異なり、ボンは昔からのドイツらしさが漂います。
ミュンスター広場とミュンスター教会。今日はお祭りの日のようです。
ミュンスター教会はなかなか大きな教会でした。重要なロマネスク様式の建築物なのだとか。
市庁舎前のマルクト広場。
広場では市場が開かれ賑わっていました。
市庁舎前にはバンドのステージ。完全にお祭りの日なんですね。
ボンは大学町なので、若者でお祭りも賑わうことでしょう。街の中心からすぐのとこにあるのは、名門、ボン大学。こちらは落ち着いています。
街中から歩いてすぐなのに、大学の敷地は広大で緑にあふれていて、良い環境です。
そしてこの街の一番の観光場所は、街中にひっそりとたたずむベートーベンの生家。
古い家がそのまま残っているようで、家の中はギシギシ言いましたが、ベートーベンが利用していた昔の楽器とか、直筆の書簡とか、見応えのある家でした。ベートーベンが使用していた補聴器というのが鉄製のもの凄く巨大なもので、こんな物を利用しなければ音が聞けなくなったというのはさぞ辛かったろうと思いました。
ちなみに、ボンは実はシューマンを輩出した街でもあるようで、街からバスで少し行ったところにシューマンの家もあるようなのですが、残念ながら時間がなくてそちらには行けませんでした。シューマンはピアノ曲の中で最も好きなので、残念でした。
ボンはこんな感じであっという間に観光が終わってしまう、小さな街でした。夜はベートーベンが訪れてダンスをしたことで有名らしいレストランへ。
雰囲気はありましたが、ちょっとツアリスティックでメニューの案内も悪く食べることを重視するとイマイチなお店でした。まあ私は昨日の夜にビールを飲み過ぎたせい?で胃がやられていてズッペン(スープ)しか飲めなかったのでとやかく言えないのですが。
ちなみに、ボンの街で一泊したのは、街から少し外れたライン川沿いにあるヒルトン・ボンでした。
均質的な安心のヒルトンという感じのお部屋でした。
ということで、ボンは半日だけの観光であっという間に終わってしまいましたが、小さな街ですが古き良きドイツらしさがあり落ち着いた大学町という感じで、とても過ごしやすい街でした。ここで学生として過ごすのは快適だろうと思います。
さて次は、今回の旅行のメインの一つである、絶景の街ハイデルベルクに向かいます。