ギリシャ・サントリーニ島②:イア1日目〜洞窟ホテルで過ごす静寂と夕日の街、イア
青い海と白い街のコントラストが絶景のサントリーニ島。島の中心フィラに1泊した後は、「世界一の夕日」が見られる静かなリゾート街として知られる、イアに向かいます。
フィラの中心からバスでイアへ。
田んぼの平地が広がる東側のコストラインを見ながら、満員のバスで揺られること15分程度。
イアに到着しました。我々のホテルはイアの街の中心から少し離れているので、バスで来た可愛い家が並ぶ道を少し戻ってホテルに向かいます。
道の途中に、よく雑誌などに載っている豪華5つ星ホテル「カナベス イア」がありました。
実は最初ここを1泊予約していたのですが、予約後しばらくして「サーバダウンにより顧客の全てのクレジットカード情報が失われてしまったので、もう一度教えてください」というメールがホテルから来て、そんなものメールで教えられるか、と対応に興ざめし、キャンセルしました。それにここに1泊する料金があれば近くの同じような絶景洞窟アパートメントホテルに2泊以上できるとも思い直し。
そこで我々が2泊したのが、ネットで評判の良かった洞窟アパートメントホテル、リミーダ ヴィラズ Rimida Villas。
この宿への行き方は少しわかりにくいですが(というかサントリーニ島の洞窟ホテルは全て崖沿いに立ち並ぶ似たような白い建物なので、どれも探しにくいと思います)、イアの中心のバス停からフィラ側に直進して道路の途中にあるこのような岩壁の脇道に入り、海沿いの崖側に出ます(我々は地元の人に聞いて案内してもらいました)。
イアの街の中心(青いドーム型の教会がある辺り)からは結構離れていますが、その分イアの街並を見渡せる静かな場所にあります。
宿のオーナーらしきおじさん(英語がギリシャ語なまりの強い、いかにも地元っ子っぽいおじさんです)からチェックイン手続きを受け、部屋に案内されます。足下が一面海。
我々のお部屋です。洞窟です!
そんなに広くはないですが、先ほど述べた5つ星ホテルのスタンダードなお部屋も20平米程度だったので、サントリーニ島の洞窟ホテルの相場は狭いのではないかと思います。このお部屋はキッチン付きです。
「サントリーニ」という名前のウェルカム白ワインとミネラルウォーターのサービスも。
そして何より、このバルコニーです。
この絶景が見渡せます。
見渡す限り青い海と白い家々。
この宿では、ほとんどをこのバルコニーで、景色を見ながら本を読んだりしてのんびりすごしました。
バルコニーにはこのネコが住み着いていて、一緒にのんびりしていました。ギリシャと言えばネコというイメージですが、特にこんな島のネコは本当にのんびりしていてネコとして生きることが幸せそうです。
さて、プライベートプールがあるというので、行ってみることにします。まだ6月ですがギリシャはとても暑いのです。
白い家々をかき分けて進みます。
どこを歩いても絶景です。
プライベートプールにやってきました。宿から少し歩いたので、きっとこの辺りの小規模洞窟ホテルが共同で所有しているプールではないかと思います。
プールの前には絶景を前にくつろげるチェアが並んでいます。
プールで汗を流して涼しくなったので、一度お部屋に戻ります。
お部屋のバルコニーで備え付けのコーヒーを一服。
のんびりしていると少し日が陰ってきて、景色の様相が変わってきました。海と真っ白い街の色合いは、空の天気によって七変化するので飽きることがありません。
夕刻が近づいてきたので、有名なイアのサンセットを見るべく早めの夕食に出かけることにします。この辺りにはレストランのない小規模ホテルしかないので、道路に出てレストランを探します。道路に出ると島の東側の田園風景が広がります。
この辺りではなかなかレストランが見つからないですが、一軒、オープンカフェが素敵なカジュアルなタベルナを発見しました。
ちょっとまだ時間が早いせいかお客さんはあまりいませんでしたが、親しみやすい店員やオーナーらしきおじいさんが安くてボリュームのあるギリシャ料理を運んできてくれました。ゲストに記帳してもらったりゲストとのつながりを大切にしているようで、過去の来訪ゲストの写真がたくさん飾ってありました。
食事を終えてホテル付近に戻ると、夕陽が白い街をオレンジ色に染め始めていました。
イアの街の日の入りは「世界一」と言われる光景なのだそうです。
みんな夕日を見に外に出てきています。
日が沈む瞬間。確かに美しいです。
日が沈みきり、余興が終わってみんなそれぞれの宿に戻って行きます。
我々も自分たちの洞窟で、近くのスーパーで買ったハーブティーとオレオを食べて寝る準備。
のんびりと洞窟ホテルの周辺とイアの夕日を堪能した一日でした。
明日は、ちょっとアクティブに、イアの街と海にくりだします。