京都③:グランドプリンスホテル京都からの宝ヶ池散策と国宝展
京都旅行記3回目。これは10月に京都中心から少し離れた京都人の憩い地(?)、宝ヶ池公園をぶらぶらした時の記録。
泊まったのは京都駅から烏丸線で30分くらいのところにあるグランドプリンスホテル京都。天気悪し。でも駅から直結でホテルまで雨が降っても濡れないようになっていたので良かった。
ホテル全体が円形で、中央の中庭を円で包み込む感じのグランドプリンスホテル京都。名建築で有名なんだとか。
お部屋も広くて緑に囲まれてて居心地いいです。秋の初めだったから虫の鳴き声が聞こえるほど森に囲まれてました。
窓からの眺め。天気が悪くて残念ですがそれでも森と山が見れて落ち着く景色。
部屋の設備やアメニティがとても充実していまいした。ジュエリーケースまであって旅先でおしゃれ気分。
そしてこのホテルのいいところは、京都人の憩い地である宝ヶ池公園(京都育ちの友達は行ったことないと行っていましたが…)の中にあり、歩いてすぐに宝ヶ池に出られることです。
宝ヶ池が見えてきたのでしばし散策。
国際会館が見えます。
天気悪いけど人はいないし散策すると気持ちいです。紅葉の季節とか良さそう。
池を半周くらいしたところで、売店と呼ぶにはおしゃれなカフェがあったので軽くランチをしていくことにしました。
店内はお思いのほか(?)おしゃれ。
自家製キーマカレーをいただきました。なかなか美味。
池散策再開。天気悪すぎてアヒルボートも閑古鳥。
引き続き散策。
あ、アヒルボートがちょっと出てる。
宝ケ池の全貌を見渡せる展望スペースみたいなところ。私しかいないけど。
超地味だけど人がいないのでゆっくりくつろげた宝ケ池散策でした。
宝ケ池から国際会館駅に向かう途中の橋からの眺め。やっぱり京都って盆地で四方八方山が見えるのがいいですね。
さて、しかしせっかく京都の一日の大半が残されているのにこのどん曇り宝ケ池散策で終わってしまっていいものかどうか。ということで昨日の夜会った京都の友達にどこかいいところがないか聞いてみたら、1000人観音が見える三十三間堂がおすすめとのこと。
ということで、急遽三十三間堂へ。一度京都駅まで行ってそこからバスに乗り換えて行きました。休日の京都のバス、初体験でしたが噂通り混んでた。
この長ーい建物の中に、1000人の観音様が敷き詰められていました。確かに凄い迫力でした。
お庭も京都の寺らしく風流でした。
観音様見学を終えて、三十三間堂近くのお茶菓子屋さんで一休み。なんてとこだったか忘れましたが、古ーい畳の家をお店にした感じで、座布団に正座して食べる、昔懐かしい雰囲気で落ち着きました。コンセントが席の近くにあったので、お願いしてiphoneの充電をさせてもらいました…それによって死にかけていたipohneが復活して引き続き写真が撮れることに。
さあ体もiphoneも充電したところで、本日のメインイベント、三十三間堂正面の京都国立博物館の国宝展へ!メインイベントと行っても、さっき三十三間堂を勧めてくれた友達がついでに目の前で国宝展やってるらしいよと教えてくれるまで知らなかったのですが。
41年ぶり夢の8週間!予備知識なく立ち寄った割にはかなり気合いの入った大イベントに立ち会ったみたい。実際、縄文土器とか弥生時代の銅鐸とか、藤原定家が直接写した紀貫之の土佐日記とか藤原道長直筆の日記だとか、日本史に疎い私でも目を見張るようなものばかりで充実した展覧会でした。
狩野派の屏風とか、六獄の絵とか、雪舟とか、中国画とかもたくさんあって、時代や国によっても絵の特色が違うのが見て取れて面白かったです。絵画展て西欧美術のものばかり行ってたけど、日本や東洋も立派な歴史があるなあと思いました。宗教画→風景画→抽象画?という流れは、日本でも似てますね。
展示の最後には、大阪の金剛寺や奈良の興福寺から数メートル級の大仏まで出展されていてものすごい迫力でした。どうやって運んできたんでしょうか。
思いがけず満足の国宝展鑑賞の旅となりました。東京に帰ってから書店が国宝展特集だらけなのにびっくり。
最後に、京都駅の伊勢丹内?(でもデパートの伊勢丹とは少し違う入口から入るレストラン街のようなところ)の「はたして」さんという京都の老舗料亭の姉妹店だというレストランで、丼丼セットを頼みました。カンパチの刺身丼とかき揚げ丼のセット。うーんボリュームは見た目ほどでなくて上品なんですが、なんというか、味がしない・・・これが京風のお味なのでしょうか。
ということで、3度目の京都では思わぬ国宝展との出会いがありました。4度目は今月の紅葉真っ盛りの京都の予定・・・楽しみです。