ビーチリゾートとヨーロッパの旅行記

2013年から2015年にかけてビーチリゾートとヨーロッパを旅行しまくった海好き女の旅行記です。帰国後は主に日本の美ビーチを巡っています。

スペイン・アンダルシア④:コスタ・デル・ソルの玄関口、南国都市マラガ

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アルハンブラ観光を軸にやってきたスペイン・アンダルシア旅行。アルハンブラ宮殿を夜も昼も満喫してグラナダとお別れした後は、コスタ・デル・ソルの中心地マラガを拠点に、マラガとコスタ・デル・ソル沿いのリゾート都市をぶらぶらして帰ることにします。予約失念問題でチケットが取れるかどうかの緊張状態が続いていたアルハンブラ観光を無事達成したので、コスタ・デル・ソルでは開放感に浸って、ゆったりしたリゾート風滞在を楽しみたいです。

 

グラナダからALSAの高速バスでマラガについたのは夜。このバスが発着するマラガのターミナルから街の中心へは微妙な距離なので、ホテルの指示に従いタクシーで向かいました。しかし予約したアパートメントホテルがある場所は車が入れない中心街の歩行者区域だったため、タクシーで近くまで(といってもそんなに近くない)おろされてからめちゃくちゃ迷いました。

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道行く人に聞いてもどうしようもないため、最後の手段、イギリス時代から利用している携帯のネット機能をオンにして(←お金かかる)、グーグルマップ様を使ってようやくたどり着きました。アパートメントホテル、デバンブー・アパートメントDebambu Apartamentos。

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これはこのアパートメントの全貌が明らかになった昼の姿ですが、そりゃここは誰に聞いてもわからないでしょうね。。アパートメントホテルは安くて便利ですが、たどり着くのが困難だったりするので、特に夜に着く場合は要注意です。

 

でもお部屋は綺麗で可愛らしくて快適でした。何よりリーズナブルなんです。

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利用しませんでしたが、キッチンも着いていました。

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さて、どうにか宿にありつけたところで、ホテルの人に教えてもらったお勧めのシーフードレストランへ直行。地元の人々で大にぎわいです。

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本格的なパエリアを注文。美味美味。さすが港湾都市です。

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翌朝。マラガの街をぶらぶら散策します。これはホテル近くの商店街。

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スペインの人たちは、朝からバールで甘いチュロスの朝食を取っていると聞いていましたが、本当に皆が朝からカフェでチュロスを食べていました。

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我々も挑戦。揚げたてチュロスに熱々コーヒー。地元の人たちはこれにたっぷりのシュガーとチョコレートをかけて食べていました。甘いもの好きなんですね。

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ホテルの近くにはステンドグラス教会風の中央市場がありました。

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市場内では新鮮そうな野菜や食品が沢山並んでいました。私もにんにく(←オランダのがまずいため旅先で購入している)やバレンシアみかんを購入。

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さて、ホテル近くでウォームアップしたところで、街の中心のメインの観光場所へ向かいます。

まずはカテドラル。

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このカテドラルは、16世紀に建設が始まったものの資金不足のために右の塔が未完成のまま18世紀に工事が終了してしまったのだそうです。確かに右の塔がない。様式はゴシック、ルネサンスバロックと様々に混在しているのだとか。

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内部は非常に荘厳で迫力があります。

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とても大きなカテドラルです。この規模はなかなかないです。

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黒色のパイプオルガンもすごい大きさと迫力。

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ステンドグラスも綺麗。

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そして至る所に彫刻や絵画の装飾が施されていました。

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見応えのあるカテドラルでした。 

 

続いて、カテドラルから歩いてすぐの場所にあるピカソ美術館へ向かいます。ピカソ美術館に向かう通りはお土産屋さんなどが並び華やかです。

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質素な様相のピカソ美術館。ピカソはマラガで生まれたんですね。

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こじんまりした美術館ですが、ほとんど全てがピカソの作品というのはすごいです。有名どころは別の大都市へ散り散りになってしまってはいますが。。

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ちなみになぜか美術館の地下には遺跡が展示されていました。偶然掘り起こされて保存義務が生じ、ついでに展示しているようです。

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ピカソ美術館を抜けると、イスラム時代の要塞、アルカサバが現れます。

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アルカサバの前には、ローマ劇場の遺跡が広がります。

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本当はアルカサバの隣にあるヒブラルファロ城に登ってマラガの街と海を一望したかったのですが、ヒブラルファロ城へはアルカサバからは抜けられず、あまり出ていないバスで20分くらいかかるということだったので、断念しました。お城見学はアルハンブラでさんざんしてきましたしね。

 

ということで、ビーチに向けて港の方に向かうことにします。南国らしく整備された大通りに出ました。

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マラガ大学発見。

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ヤシの木に囲まれた広く長い歩道が続きます。

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その道路をもう一本超えると、ヤシの実率が更に高い海の香りがする道に出ます。

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やはり港沿いの道に出たようです。

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モダンに整備された湾岸です。

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港には船が沢山止まっており、港沿いはカフェや出店で賑わっていました。

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湾岸エリアを通ってビーチに向かいます。この辺りはウォーターフロントのマンション街でしょうか。ウォーターフロントってどこの国でも似たような雰囲気になりますね。

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出店が建ち並ぶビーチ沿いに出ました。

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いざビーチへ。

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何やら、文字が並んでいます。

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マラゲータ。このビーチの名前のようです。

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そのマラゲータビーチ。曇っているし、ホワイトサンド&エメラルドグリーンみたいなビーチとはほど遠いですが、砂浜が広く海が街に近くて迫力があります。

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しかもめちゃくちゃ波が高いです。

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近づいたら飲み込まれそうです。

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しかしこんなときに水着で入水している男性がいます。。

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わざわざ訪れるようなビーチではありませんでしたが、地元の人の憩いの場としては良さそうな場所でした。

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ビーチから少し歩いたところにマラゲータ闘牛場がありましたが、あいにくその時間は閉鎖されていました。

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もうすることがなくなったので、この辺でマラガは切り上げて、バスにのって地下鉄駅まで行き、コスタ・デル・ソル沿いの街フエンヒローラ経由で、有名な「白い村」の一つ・ミハスに向かうことにしました。その様子は次回に。

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夜にミハスから帰ってきた後、アパートメントホテルの受付の人に勧められた、街の北側にある地元民が愛用しているというバルに向かいました。

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エキゾチックなスペインらしい店内。

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お酒を頼むとおつまみが付いてくる、というタイプのタパスを期待していたのですが、残念ながらここのタパスはお酒とは別々にオーダーする形式でした。でもお酒が種類が豊富でもの凄く美味しかったし、おつまみのタパスもボリュームがあって満足でした。そして安い!

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飲んで食べてご機嫌で更けて行ったマラガの夜でした。

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ということで、マラガは立派なカテドラルもピカソ美術館もビーチもあるし、安くて美味しいシーフードやバルを提供してくれる、南スペインらしい良い都市でした。マラガ目的で旅行に行くということはあまりないと思いますが、グラナダコスタ・デル・ソルのリゾートへの拠点としてとても優秀な、半日は観光に当てたい都市だと思います。

 

さて、次は、マラガから向かったコスタ・デル・ソルのリゾート地や白い村・ミハスについてです。