イギリス・ロンドン⑥:ロンドンの金融街〜シティとカナリーワーフ〜
ロンドンは世界の金融の中心の一つなので、古めかしい建物が多いロンドンの街の中で金融街だけはモダンな建物が建ち並び活気があります。
金融の中心街は、ロンドンの中心部にあるシティです。
セントポール大聖堂の東側にあり、テムズ川からも金融街シティの様子を除くことができます。
このエリアを特徴づけるのはなんと言ってもガーキンこと30セント・メリー・アクス。
関係者以外は中に入れないのが残念ですが、近づくと迫力です。
ロイズ本社ビルも奇抜さでは負けていません。
ちなみにロイズバンクは日本人ならイギリスの住所さえ決まっていればパスポートを提示するだけで口座が作れるので、とりあえず作る口座としてはおすすめです。
モダンなビルとオフィスが建ち並びます。
このエリアにあるアーケード。カフェもたくさんあり、金融街で働く人たちがお昼ご飯を食べにくるのかと思います。
こちらは旧王立証券取引所。現在はショッピング街のようです。
この金融街シティは、建設途上(あるいは立て替え中)のエリアもあって、ロンドンの他の地区に比べてまだ動いている街という感じもありますが、一方で金融街としては比較的歴史もあるので、新しい、キレイ、というよりはちょっと小汚い街でした。
それに比べて新しくて注目なのが、新進気鋭のカナリー・ワーフです。
こちらはロンドン中心から少し東にそれた、テムズ川沿いにある新興の金融街で、金融街シティのビルでは収まらなくなった金融機関の要請を受けて作られた新しいウォーターフロントの街だそうです。
名だたる金融機関がビルを構えています。
街はビルに囲まれ無機質でクリーンで、モダンなオブジェがあったりします。
川沿いにもビルが並んでいます。この辺りのモダンなマンションに住むビジネスマンは多いようで、特に欧州の駐在員には好まれる地区だそうです(日本の駐在員はもっと古めかしいロンドンの街並がある地区が好きなようです。)
川の向こうに見える更に東側のエリアには、突き出した12本の棒が特徴のコンサート会場、ミレニアム・ドームや、シティ空港があります。
また、テムズ川の西側の対岸には、金融街シティが見えます。ロンドンの中心部にはこのテムズ川をフェリーで渡って行き来することができます。
なお、金融街ではないですが、ロンドンの街の中心にも、テムズ川の南側のサザークという駅の近くに、モダンな建物が建ち並ぶエリアがあります。
このサザークからカナリーワーフの辺りのテムズ川沿いの再開発地区は、ドックランズと呼ばれ、ロンドンが過去の遺産だけでなく未来に向けても発展しようとする野心が感じられる地域です。やはりイギリスはヨーロッパの中では動的ですね。
モダンな街並を見て、ロンドンの更なる発展を願いつつ、1年弱滞在したロンドンとは今月でお別れです。
そして突然ですが、4月からはオランダに住むことになりますので、引き続きオランダを拠点とするヨーロッパ旅行記(ビーチリゾートも行きます!)を書き続けて行きたいと思います。