ビーチリゾートとヨーロッパの旅行記

2013年から2015年にかけてビーチリゾートとヨーロッパを旅行しまくった海好き女の旅行記です。帰国後は主に日本の美ビーチを巡っています。

ドバイ③:ドバイ下町編〜ドバイ・マリーナ発、ドバイ・クリークで巡るオールド・ドバイツアー

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ドバイ3日目。

1日目はジュメイラの名物ホテルを巡り、2日目はダウンタウン・ドバイで最新の大都会を満喫しましたが、今日はドバイの伝統的地区、オールド・ドバイを巡る現地のバスツアーに参加します。

 

バスツアーの集合場所はホテルの対岸に見えるドバイ・マリーナ地区にあるので、まずはタクシーでそこに向かいます。

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ちなみに、ホテルのある人工島パーム・ジュメイラからドバイ・マリーナ周辺には、アトランティス・ザ・パームを終着点とするパーム・ジュメイラ・モノレールでも行き来することができます(アトランティス・ザ・パームに観光に行った際利用しました)。

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モノレールからパーム・ジュメイラを見渡すと、まだまだ建設途上の半砂漠島であることがわかります。

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モノレールからのジュメイラ・ビーチとドバイ・マリーナの眺め。

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ただしモノレールの陸側の発着点となるゲートウェイステーションからメトロの最寄り駅ナヒールまでは少し距離があり、メトロに接続するには結局タクシーを使わなければなりません。

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モノレールはタクシーより高いので(ドバイのタクシーは石油産出地アラブである恩恵か、とても安いです)、モノレールも一つの観光用アトラクションという感じです。

メトロについても、ドバイの街は作りが大きすぎて駅と目的地との距離が歩ける範囲にないので、結局タクシーを使わなければならないことが多く、なかなか気軽にぶらぶら街を歩くことは難しい街です。

 

さて、ということで我々はタクシーでドバイ・マリーナにある現地バスツアーの集合場所にやってきました。

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ドバイ・マリーナはダウンタウン・ドバイやパーム・ジュメイラともまた少し違った雰囲気です。日本の湾岸の雰囲気に似ているかも。

 

バスに乗っていざ出発です。海に浮かぶ街です。

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ビル群も個性的です。多くの多国籍企業が進出しているそうです。

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そしてまたマディナ・ジュメイラの広大な敷地を通過。

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ジュメイラ・ビーチホテルも通過。

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ジュメイラ・ビーチ近くにある街中のモスク。今日はこういう現地らしい建物に着目するツアーです。

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しかし最初のポイントはドバイ名物・7つ星ホテルバージュ・アル・アラブが見えるジュメイラ・ビーチ前での写真撮影タイム。

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バージュ・アル・アラブが良く見えます。入場すら大金をはたかなければ(→アフタヌーンティ1万5千円から)認められないホテルなので、よくわからないありがたみが増します。

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そしてビーチが思いのほか綺麗!

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エミレーツの男性たちも白い衣装を身にまといビーチ際で戯れています。

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何ともエキゾチックなドバイのビーチでした。

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続いて、現地のムスリムエミレーツの住む住宅街を通ります。 

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この画一的な住宅は、なんとエミレーツが結婚すると国から無償で与えられるのだそうです。もの凄い優遇されているんですね。。

 

住宅街のすぐ向こうにはビル街。 

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続いてのお立ち寄りスポットは、ドバイのシンボル的モスク、ジュメイラ・モスクです。

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通常モスクに異教徒は立ち入れないのですが、ここはツアーで行くとスカーフなどを着用の上内部見学させてもらえるそうです。もっとも我々のツアーでは周りを徘徊し中をちょっとちら見させてもらっただけでした。

 

続いて、ドバイの街を縦断する入り江、ドバイ・クリークに接するバール・ドバイ地区にやってきました。

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ここではドバイ博物館に立ち寄ります。

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この博物館には、ドバイの人たちの昔の暮らしを再現した住居や船などが展示されていました。昔からクリークを船で行き来していたんですね。

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よくできたエミレーツの人々の人形。伝統的な暮らしぶりがわかります。

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博物館見学後は、アブラと呼ばれる水上タクシーでドバイ・クリークを横断します。 

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このアブラでのクリーク渡りは観光の定番なので、水上にはアブラがたくさん。

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対岸のディラ地区に到着。

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ハトが飛び交う穏やかで気持ちのいいドバイ・クリークでした。

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このディラ地区は昔からの街並が残る地区で、ディラ・オールド・スークとゴールド・スークという2つの有名なスーク(市場)があります。

まずはディラ・オールド・スークから。

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このディラ・オールド・スークは別名スパイス・スークと呼ばれ、スパイスを売る店が多くあります。

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続いて歩いてゴールド・スークに向かいます。

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ダウンタウン・ドバイ等の中心地と異なりごちゃごちゃした街並です。でも人が暮らしている昔からの地区はこうなるのが自然ですよね。 

 

ゴールドスークには、その名の通り、金を売るお店がたくさん連なります。

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きんきらのアクセサリーがじゃらじゃらと売られています。裕福なエミレーツの人たちが買って行くのかな?(アラブのムスリム女性の黒い服の中は、金ぴかの宝石に装飾されて目もくらむほどラグジャリアスだと聞いたことがあります)

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そしてここでも世界一が登場!これは世界で一番大きな金だそうです・・・!

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以上、最新のシーサイドから伝統のオールド・タウンを巡る密度の濃い半日ツアーでした。ドバイの街は大きすぎて気軽に待ち歩きなどできる規模ではないし、特にこのツアーで立ち寄ったドバイ・マリーナやオールド・ドバイはダウンタウン・ドバイから離れているため個人では行きにくいかと思うので、こういった現地の半日ツアーを積極的に利用することをお勧めします。

 

さて、3泊4日のドバイ旅行も終わり、ロンドンへ帰る時が来ました。

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飛行機の下には新しく埋め立て・建設中の人口島の土台が見えます。

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ドバイがこのまま発展を続けて更に栄えることができるのか、それとも過剰な債務借り入れによる急激な成長には既に限界が見えているのか、わかりませんが、砂漠の中の人工的な大都市は何とも不思議な体験でした。

ビーチサイドや人工島に力を入れてリゾートを配置し、新しいビーチリゾート都市として観光客を誘致しているようですが、個人的にはビーチリゾート地としてはイマイチで、それよりも都心部ダウンタウン・ドバイの方が面白みがあると思いました。ビーチはやはり人工的な雰囲気よりも天然のキラキラした海と大自然があってこそのものですから、それよりも徹底的に人工的で派手な都心部の方に見所があると思うのです。

なので、ドバイの利用方法としては、モルディブセイシェル、あるいはヨーロッパのビーチリゾートに行くときのストップオーバーで立ち寄り、ダウンタウン・ドバイのホテルで一泊してバージュ・ハリファに登りドバイモールでお買い物!で十分かなと思います。

とはいっても、イスラム教国アラブの雰囲気を安全かつ自由に味わえて、それなりに綺麗でエキゾチックなビーチがあって、そして世界一だらけの大都会、ドバイ。やはり特別な都市であることは間違いありません。今後も西欧とアラブの中継地として、成長を続けてほしいです。