ドバイ②:世界一がいっぱい、ダウンタウン・ドバイ編〜バージュ・ハリファとドバイモール
ドバイ2日目。
昨日はジュメイラの名物ホテル巡りをしましたが、今日は世界一の高層ビル、バージュ・ハリファや世界最大級のショッピングモール、ドバイモールがあるダウンタウン・ドバイを観光します。
ホテルのシャトルバスで人工島のパーム・ジュメイラから街中に向かいます。
「ホテルからちょっと街まで」というスタンスのはずなのですが、ドバイはやたら大作りな街で、パーム・ジュメイラの直径だけでも6キロメートルありますから(←世界一大きな人口島)、街中まではかなりの距離です。
人工島を脱しても、ホテル、マディナ・ジュメイラの数キロに及ぶ敷地前をドライブします。
そして世界一高い7つ星ホテル、バージュ・アル・アラブを横切って、街への玄関口、エミレーツモールに向かいます。
エミレーツモールに到着。
ドバイと言えば、とにかく高級志向、ブランド志向、お買い物天国、ということで、ショッピングモールが観光の大きな目玉になる国です。このエミレーツモールはその中でも比較的新しいショッピングモールで高級ブランドが多いそうです。
目立っていた今年の干支「馬」を祝うモニュメント。
ちょうど中国のニューイヤー期間だったので、お祝いモードだったようです。中国の観光客が多いのでしょうかね。
そしてこのエミレーツモール最大のびっくりポイントが、屋内の人口スキー場があること。テーマは「砂漠の中でスキー」
ぬくぬくのエミレーツモールの中の窓ガラス一枚向こうで、みんな普通にスキーしてました。リフトまでありました。なんて趣向でしょう。。
可愛らしい雪だるまもいます。
そのスキー場を眺めながら軽食が食べれるファミレスのようなお店に入ったのですが、お店の中に雪景色に対応するかのような温かそうな暖炉が。。
と思いきや、実はこれ暖炉の映像を流したテレビを埋め込んでるだけでした。すごい発想です。人口スキーに人口暖炉。。
さて、エミレーツモールのスキー場には驚きつつ、特に買う物はないので、モール前のメトロの駅から街の中心のバージュ・ハリファ&ドバイモールに向かいます。
2009年に開通したというドバイメトロ。駅が大きく面白い形です。
このドバイメトロ、「世界で一番長い無人鉄道」なんだそうです。確かに駅員さんらしき人はおらず未来的な雰囲気です。
運転手さんもいないので、一番前の車両に行くとメトロが進んで行く道を列車でゴー的なアングルで見ることができます。
ダウンタウンドバイが近づいてきました。対抗列車で先頭に立っている人は、車掌さんではなく私のようにただ景色が見たい一般人ですね。
バージュ・ハリファ/ドバイモール駅に到着。駅の窓からそびえ立つバージュ・ハリファが見えます。
ドバイの中心の街ですが、まだまだ開発中のようです。
駅名が「バージュ・ハリファ/ドバイモール」であっても、それらに着くにはものすごく長い地下鉄の連絡口を歩く必要があります。バージュ・ハリファが窓から間近に見えたのは単にそれがものすごく大きいからですね。ドバイは縮尺の単位が違います。
ようやくドバイモールに着きました。ここでも中国暦のニューイヤーを祝っています。
ドバイモールの中にも、名物の世界一があります。世界一大きな水槽を持つ水族館。
これがその水槽らしいのですが、うたい文句ほど迫力がありませんでした。沖縄の美ら海水族館の水槽の方がずっと大きく見えて感動したけどなー
モール内にスケート場もあります。これもショッピングモール内で世界一大きいスケート場とかなんでしょうかね。
人が滝にそって飛んでいるような、変わったモニュメントもあります。
ドバイモールは確かに大きくてお店もいっぱいあってお洒落です。ヨーロッパにこの規模のショッピングモールはありません。
印象的だったのは、黒いブルカを着たムスリム女性たちが、女性数人でよくお買い物をしている姿。リッチなブランド店に入ってほいほい買って行く様子でした。ドバイの現地人ムスリム(エミレーツ)はとても裕福で移民のお手伝いさんがいるということなので、女性たちはお買い物をして案外自由に楽しんでるのかなあと思いました。
ちなみにエミレーツの男性は、この広告の男性のような白い衣装で全身を覆っている人ばかりでした。
そのため、男性も全身を隠していて、女性とは衣装の色が黒か白かの違いがあるだけのように見え、その点からも女性だけが抑圧されている、とう一般的なイスラムイメージとはちょっと違うように感じました。まあ表面的なことしか見えませんが。
ところで、ドバイモールの中に意外なところで紀伊国屋書店がありました!
そして回転寿司ならぬ回転サンドイッチ。
バレンタインが近かったためか、チョコレート屋さんのディスプレイがとても可愛い。
インターナショナルなドバイモールを出てドバイファウンテンの会場になる人造湖に出ると、橋でつながれた向こう岸にはスーク・アル・バハールという 伝統的なアラブのデザインをした建物があります。
このスーク・アル・バハールはドバイモールとは趣向を異にしてアラブの調度品などを売るお店が多く入っているので、お土産探しにいいかもしれません。
ペルシャ絨毯も売られています。
さて、ウィンドウショッピングを楽しんだら、ダウンタウン・ドバイでのメインイベント、バージュ・ハリファ登りです!
世界一の高層ビル、バージュ・ハリファ。これは今まで見てきた「世界一」とはちょっと違って、本当に迫力があります。
人気もあるようでチケットは明日の分まですべて売り切れ。私は旅行を決めた1ヶ月前に予約しましたが、その時点で早朝や夜以外はほぼ空いていない状況でした。
入場すると、まずバージュ・ハリファの模型がお出迎え。登る前にしっかりイメージ。
そして頂上の展望スペースへと続く旅に出ます。この道のりがとても凝っています。
最初のエスカレーター前に何やらメッセージが。
From the earth to the sky. 地上から空へ。
はい、いざ空へ続く道を登りましょう。
エスカレーターを登ると、バージュ・ハリファについての歴史や設計構造についての説明がディスプレイされている空間をしばらく歩き、展望エレベーターへと向かいます。
そしてエレベーターで一気に地上442メートルまで登り、ドバイの街並が広がる展望スペース、アト・ザ・トップに出ます。
上から見下ろすダウンタウン・ドバイ。大きな人工湖が広がります。
海の向こうには、これから建設予定の人口島の砂場が見えます。
ドバイの街はまだまだ開発途上なので、新宿都庁から新宿を見渡すよりも大都会としての迫力はないのですが、開発中の街並というのも興味深いものがありました。
アト・ザ・トップの眺めに満足して、エレベータを下り帰路の道へ。帰路の道にも色々な工夫があり、People behind Burj Khalifaというコーナーではバージュ・ハリファに関わった人々の名前と写真が並んでいました。超多国籍チームだったようです。
出口直前まで凝ったデザインの道が続きます。
バイバイ、またね!日本語も入れてくれていて嬉しいです。
バージュ・ハリファは、展望台からの眺めもなかなかでしたが、展望台までをつなぐ往復の道のりのデザインが凝っていて面白かったです。
そしてバージュ・ハリファの夜の姿。これもデザイナブルです。
夜のバージュ・ハリファの前では、ドバイ・ファウンテンの噴水ショーが行われます。
音楽も流れていて迫力があり綺麗でした。
ということで、ダウンタウン・ドバイを満喫した一日でしたが、なかなか面白かったです。これでもか!という人工的なモニュメントや「世界一」攻撃、ひたすらブランド店が並ぶ広大なショッピングモールなどいずれもあけすけですが、逆にここまで来ると楽しくて、まあ世の中深く考えずにただ単にハッピーに生きる時間があってもいいんじゃない、という快活な気分にしてもらえます。
一方で、バージュ・ハリファの迫力とデザイン性は秀逸で、その企画と実現に敬意を抱けるものでした。バージュ・ハリファはぜひ早めに予約して訪れてみた方がいいと思います。
さて、最新のドバイを満喫したその次は、伝統的ドバイの世界を巡ります。